今日は、「新しい業務に自ら取り組むことで、高まる5つの価値をご紹介!」と、お仕事に関する内容でお届け致します。
新しい業務を任せられた時、あなたは最初どのように感じますか?
「どうして私が仕事を増やされたんだろう?」
といった否定的な思いでしょうか?
それとも、
「この業務を任せてもらえるのはチャンス!頑張ろう!」
というような前向きな思いでしょうか?
せっかく取り組むなら、楽しく後者の気持ちでスタートしたいですよね。
では、どうして前向きな気持ちが持てるのか、早速見ていきましょう。
Contents
新しい業務に自ら取り組むことで、高まる5つの価値をご紹介!
私自身、学生時代にアルバイトを始めたばかりの頃は、業務の方法にばかり意識が向いていました。
マニュアル通りに、抜けなく、しっかりやり遂げることが大事と思っていたため結果は二の次。
バイト仲間と話したりするのは楽しいけれど、仕事自体は可もなく不可もなく普通。
注意を受けた時には、「先に言っておいてくれたらやったのに」と責任転嫁する始末。
しかし約10年前、知人のご縁で設立後間もない企業に就職が決まり、大きな転機が訪れました。
初めての取り組みが多くある中、上司は社長・専務のみ。
最少人数体制のため業務内容を細かく相談できる相手もいませんでした。
しかし、この状況がかえって「落ち込んでも何も進まない」ということに気づかせてくれる大きなきっかけになりました。
今の自分にできることを考え挑戦し続けてきた今、何がスキルアップできたのか?
今回は自身の約10年に渡るワークキャリアを振り返り、前向きに取り組むことで得られる価値についてお伝えしてきます。
では、早速ご紹介させて頂きます。
① 主体性が生まれる
主体性とは、自分の意志や判断に基づき、責任をもって行動することをいいます。
もちろん、作業1つ1つに指示をもらってそれをこなし続ける、という仕事のやり方の方が失敗するリスクはぐんと下がります。
しかし、万が一失敗を起こしてしまった時、解決に向けて真剣に向き合うことができるでしょうか?
「自分は指示通り動いただけだ」
「誰かが方法を変えてくれるだろう」
などと、過去の私も自分自身の責任を感じず、解決方法も依存していました。
ところが、自分で様々な事を考えて取り組むと、失敗しても捉え方が変わります。
その仕事の過程にも自分なりの意志が吹き込まれているからだと思います。
指示されなくても自分自身の意志で原因の追究や改善・解決ができ、反省や意見も伝えられるようになりました。
② 周りから信頼される
では、主体性のある人に対し、周りはどのように感じるでしょうか?
確かに失敗したことは事実なので、事の大小によってはこっぴどく怒られることもあります。
しかしその時には、同時に失敗に対する取り組み方も重視され、試されています。
解決方法の指示を仰ぐのではなく、自身で原因、改善・解決方法を探り報告する。
こうすることで、自分の言動に責任をもって仕事をしていることが評価され、信頼に繋がります。
「今度のプロジェクトもお願いしてみよう」
「あの人だったら違う課題にも向き合ってくれそうだな」
などと、自然に周りから頼られる存在になっていくことができます。
もちろん、成功した時は言うまでもありません。
しかし、自身の本来の業務の繁忙期と重なった時には、自分の仕事に着手しようとした頃にはもう終業時間近くだったこともあります。
これは断る勇気も必要ですね…(私の次の課題です)
③ 新たな発想ができるようになる
できる方法で挑戦することにより、もう1つ自分が成長できることがあります。
それは、「新たな発想ができるようになる」ということです。
特に、初めての仕事に関しては、過去に経験が無いので自分自身の引き出しを100%活用できることはほぼありません。
本やネットで調べたり、仲間や専門の方に相談したり…と様々な方法で試行錯誤します。
すると、「こういう視点や考え方があるのか」
と自身の常識の範囲から、より枠を広げて考察することができたり、
「状況は違うけれども、この対策方法を生かす事ができるのでは?」
など、全く関係ないと思っていた事との共通点に気づき、点と点が線でつながるといった様な体験をしたり。
このようなことを繰り返しているうちに、新たな発想ができる力が身につき、しいては自身の仕事の幅が広がることに繋がります。
私的には、このおかげで周りの方を認められるようになり、イライラすることも減ったので、人間関係の向上にもつながりました!
④ 仕事を楽しめる
近頃は「エンジョイハラスメント」という問題も起きています。
ここでは、私なりの見解で「楽しさ」をお伝えさせて頂きます。ご了承ください。
実は、これまでご紹介してきた3つの力が身に付くころ、私は自分の中にある変化を感じていました。
どちらかというと「私なんかが…」「どうせ私よりも…」と自己否定の傾向のあった私ですが、自分自身に自信が持てたり、喜びを感じられるようになってきたのです。
そうすると、様々な物事をポジティブに捉える事ができるようになりました。
少し落ち着いた時には、目の前の事だけではなく、未来も見据えて考えられる余裕ができたり、笑顔でいられる時間も増えました。
当時、これらの変化が何を意味するのか、ということは特に意識していませんでした。
今から思えば、仕事を楽しめるスタート地点に立てた瞬間だったのだと思います。
⑤ 目標達成ができる
仕事を頼まれた以上、やはり最終的に求められるものは「結果」です。
しかし、初めて取組む内容で、一気に結果にたどり着けることは難しいのではないでしょうか。
そこでおススメなのが、小さな目標を積み上げていく、ということです。
結果までの過程を細分化し、あくまでも自分の中で達成できそうな内容で目標を立てるのです。
こうすることで、自分にできる事をより具体的に考えたり行動することができ、挫折したり諦めてしまうことが少なくなります。
それよりもむしろ、ちょっとしたゲームのような感覚で次々挑戦・クリアできる事でメリハリがつき、達成感を味わえます。
この目標達成を繰り返すことも、最終的には自分自身への大きな信頼となり、次の新しい事にも挑戦できる要素になるのだと私は思います。
新たな業務を始める前に大事な考え方とは?
ルーティンワークは平常心でこなせても、経験がない事はどうしても先が不安で心が乱れがちに。
しかし、このような状態で必死になったとしても、焦りが勝り良い結果を得にくいのも事実です。
では、どうすれば自分のベストな状態で取り組むことができるのでしょうか?
私なりのポイントを2つお伝えしていきます。
①自分を深堀りする
「私で大丈夫?」「あの人の方が適任では?」とアレコレ心配するも、まず取り組んでほしい事。
・なぜ自分はこの業務を任されたのか?
→どんなところで自分自身は力を発揮できるか?
→では、足りない部分を補う方法は?
・この業務でどんな結果を残したいか?
→結果を残しどんな自分になりたいか?
・・・といった具合に、業務の目的やその先の事を連鎖的に自問自答し回答していくのです。
紙に殴り書きで良いです。
ダラダラではなく、3分間、5分間と時間を区切り短期集中で!
そんな短時間で何が…?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、数分間でも真剣に向き合い書き終えた頃には、ぼんやりとでも解決に向けての全体像が見えることが多いです。
出口の見えない真っ暗なトンネルは怖いですが、少しでも光が見えると前向きになれますよね。
肩の力も抜いて、自分らしくスタートできるはずです。
② 自分を認め、信じる
そして2点目。
先程、誰よりも真剣に向き合った自分を認めてあげてほしいです。
そうすることで自分の信念が整い軸ができ、自分を信じることができるようになります。
軸がないままだと、せっかくアドバイスをもらっても、防衛反応から過剰に反応してしまうことも。
自分を信じていられるからこそ、
- 元の考えが間違っていた場合もしっかり修正できる
- 他人からのアドバイスも聞き入れて判断することができる
- 誰かにお願いする部分も、自分自身が責任をもって管理できる
ようになり、前を向いて円滑に業務を推進できるようになります。
まとめ
新しい業務に自ら取り組むことで、高まる5つの価値をご紹介してきました。
私は特段、何か優れた能力を持っていたわけでもありません。
しかし、任された以上は前に進みたいと思い、できる限りの挑戦を工夫して繰り返してきました。
結果、仕事を完了させるだけではなく、色々な力を身に付ける事ができたと思います。
決して、資格のように、初めから周りの人に目に見えてわかってもらえるスキルではありません。
しかし、こうして長年続けてきたスキルは、付け焼き刃な知識などとは違い、自分の大きな財産となってくれます。
そして、取組む姿勢や立ち居振る舞いに自然と表れるようになり、人から信頼されたり、新たなご縁に繋がったりと好循環が生まれます。
全ては「考え方」「取組み方」で決まると言っても過言ではないのではないでしょうか。
大切なのは、自分を信じて、自分にできる方法で挑戦すること。
是非、楽しみながら続けて頂けたらと思います。
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